みつこの 今日もゆるっと生きていく

旅行や日常の記録。2021年4月からドイツ人夫とドイツ在住。

コロナ禍でのドイツ入国手続き【入国準備 体験談】

Guten Abend! こんにちは、みつこです。

 

21年4月、コロナ禍の真っ只中のなか、ドイツに引っ越ししましたが、いろいろな方から「いま日本からドイツに入国できるの?」と質問を受けました。答えとしては、「特別な事情のある人は、事前に必要な準備をすれば入国できる」となります。

ドイツ入国の条件や必要な資料をまとめましたので、今後ドイツに入国予定の方の参考になれば幸いです!

※本記事は、2021年4月上旬の情報です。また、利用する航空会社やトランジットで経由する国などによってルールが異なる可能性があります。最新の正確な情報は、ドイツ大使館や各航空会社にお問い合わせください。

 

 

 

ドイツに入国できる人はどんな人?

まず、21年4月時点では、日本居住者の入国にはまだ制限が課されています(21年2月2日より日本居住者に対する入国制限を開始)。ビザの有無に関わらず、ドイツの連邦内務省で定められた特別な事情がない限り、入国できません。

 

特別な事情として挙げられている例(一部):

  • 医療従事者
  • 経済的観点から特別なスキルが要求される仕事などがあり、業務を延期できない/外国で業務ができない場合
  • ドイツに家族がいる、ドイツにいる家族に緊急訪問が必要な場合
  • 乗り換えで経由する場合

なお、私の場合は、「ドイツに家族がいる場合」に該当するため、入国が可能でした。

 

ドイツ入国にあたって必要な準備

私が入国にあたって用意したものは以下の通りです。

  • 新型コロナの陰性証明書(英文)
  • 入国の必要性を示す資料(私の場合は婚姻証明書)
  • デジタル入国証明

一つずつ紹介していきます。

 

新型コロナの陰性証明書(英文)

21年4月現在、飛行機でドイツに入国するためには、出発地に関わらず、ドイツ入国前48時間以内(検体採取時点)に発行された、コロナの陰性証明書が必要です。陰性証明書は、ドイツ語、英語、フランス語のいずれかで記載されている必要があるため、ご自身が利用する病院または検査センターに、外国語での発行が可能か、事前に問い合わせておくと安心です。

 

陰性証明書に必要な記載事項は以下の通りです。

 

  1. 検査を受けた人の名前
  2. 検査日時
  3. 検査の種類(原則、核酸増幅法(PCR法、LAMP法、TMA法)または抗原検査)
  4. 検査結果
  5. 検査キットのメーカー

なお、5.検査キットのメーカーは、ドイツ連邦保健局の英文サイトでは必須項目となってないように読めますが、ドイツ語ネイティブの夫曰く、ドイツ語サイトでは「メーカーの記載必須」に読める文章になっているらしく、私は念のため検査をした病院に依頼し、記載してもらいました。

 

私の場合は、この検査をしてくれる病院探しが大変でした。私の場合はトランジットもある飛行機だったので、入国前48時間以内の検査結果を手に入れるには時間がギリギリ。出発前日の朝には検査を受け、その日中に診断書をもらう必要がありました。

「検査結果は2~3日後」、「病院指定フォーマットの証明書以外(英文の場合)の発行は後日」「土曜日の検査は翌月曜日の診断書発行」など、病院によって様々な条件があります。私は出発1週間前になって病院を探し始めたので、片っ端から近所の病院に電話しました。

今回の入国準備で、この診断書発行してくれる病院探しが一番大変でした。人生でこんなに病院に電話したことない!!3軒目くらいからは、半泣きで電話していました…。

 

ちなみに、私は万が一陽性だった場合を考慮し、実家近くの病院を探しましたが、移動時間が長い場合や、家の近くで検査が受けれない場合もあると思います。

その場合、成田発の飛行機であれば、成田国際空港PCRセンターがありますので、ここで実施するのもありかなと思います。もちろん英文の証明書発行が可能です。(検査は別病院で行い、診断書の発行だけ成田でしてもらうこともできるみたいです!)

 

入国の必要性を示す資料(婚姻証明書の場合)

次に、入国の必要性を示す資料です。私の場合は前述のとおり、ドイツ人の夫との婚姻を証明する資料を用意しました。私が持って行ったのは以下2種類。

 

①ドイツの住民局発行 婚姻証明書コピー(独文+英文)

②日本の戸籍謄本+認証翻訳+アポスティー

③ドイツ人夫のパスポートコピー

 

結論から言うと、①ドイツで発行した婚姻証明コピーだけで大丈夫そうでした。

②はコピーではなく公的に発行した書類の原紙なんですが、「英語が書いてないから」という理由で、そもそもドイツ以外では読んでもらえませんでした。そりゃそうか。笑

 ちなみに③ドイツ人夫のパスポートコピーは、出国時/入国時いずれも提示しませんでした。ただ、①のドイツで発行した書類が用意ができない場合は、②日本の戸籍謄本だけでは不足しているかもしれないので、用意しておくといいと思います。

 

なお、配偶者ビザがある方は、ビザを見せればいいようです。(入国審査で「ビザ」見せて、と言われたので)私は渡独後にビザ申請をする予定だったので、出発時点ではドイツの配偶者ビザは持っていませんでした。そのため、上記のような書類を用意していきました。

 

デジタル入国証明

 ドイツのロベルト・コッホ研究所で指定されたリスク地域からの入国の場合は、デジタル入国証明の登録が必要となります。(※偽のサイトが出回っているとの情報もありますので、ご注意ください)

日本からの直行便であれば必要ありませんが、乗り継ぎ(トランジット)がある場合は、乗り継ぎの空港を出ない場合でも、登録が必要となる場合があります。

私の場合はポーランド経由だったため、リスク地域に該当しました。

 

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デジタル入国登録画面(英語)※4月19日時点

 

登録する情報は、使用する航空機の便名、コロナ検査日/結果、滞在先での連絡先などです。入国後になにかあったときに足取りを追うためのものですので、そんなに難しいことは聞かれませんので安心してください!

全部入力すると、PDF画面が発行されます。これを印刷または手持ちのスマートフォンなどに保存しておき、入国審査の際はパスポートと一緒に提示できるようにしておきましょう。(なお、私の場合は、乗り継ぎしたドイツ行き飛行機の搭乗ゲートでも確認されました)

 

まとめと参考情報

以上が、私が実際にドイツ入国にあたって、用意した内容です。

冒頭にも記載しましたが、コロナに関してはどんどんルールが変更されていっています。渡航計画時だけでなく、出発前に、こまめに最新情報を確認することが重要です!

私の場合、航空券の予約時点では書類提出不要でしたが、2月に入って日本からの渡航制限が課せられたので、陰性証明書の準備を全く知らず、直前に慌てて準備することになりました。まさか空港で止められるなんてもったいないし、何より悲しい!そのためにも事前準備は入念に行っておきましょう!!

 

▼私が渡航前に参照したサイト(最終確認:21年4月19日)▼

 

これからドイツ渡航を計画されている方の参考になりますように!